リデルの詩

日本のロックシーンの新たな地平をも切り拓く
The next!Liddell 1974の最新作！
今、賽は投げられた！

前 作『絵のない絵本』から約一年ぶりにセカンドアルバム『リデルの詩 』がリリースされる今作はアルバムタイトルも示すとおり、もはや文学、現代詩とも呼べる歌詞世界が前作よりも一層増して色濃く打ち出されている。美しく、 また時に毒をもった大量の日本語の羅列は、幻想世界や日常を、また不条理な時代に対して、まるでゴダールやウッディアレンの映画の様な膨大な情報のコラー ジュで、歴史、哲学、文学、映画、はたまたアニメやネットスラングまで引用しキャッチーなメロディーとリフにのせ詩的且つポップに描き出している。

ま た前作『絵のない絵本』が「童話」からのモチーフによる表現であったのに対し、今作では「童謡」のフレーズが多用されている、それは時に不条理とも言える 現実に対し忘れてしまっていた子供の頃の何かを呼びおこし現在を生きる、僕たち私たちの日常にささやかな希望と光を灯すサウンド面においても、一発録りに 近い形でレコーディングに臨んでおり結成１２年の彼等だから成し得た迫力と今の彼等を閉じ込めた『リデルの詩』がこの時代に解き放たれる。